AF275 ・・・フランス、べべ、カフェ、雑貨と写真 アート・映画
生誕100年 東山魁夷展
2008 / 04 / 20 ( Sun )
東京国立近代美術館の東山魁夷展に行ってきた!

前売券買ったはいいが、このまま出産になって機会を逃したらどうしようと思ってたけど、やっと。

・・ほんと、すばらしかったです。

魁偉は、日本の絵心だと思う。シンプルに象られた自然、澄みわたってもやけた寒色の幽玄。
その中に、言い尽くせないような心象風景が立ち現れる作品たちは、どれをみても、ただただ単純に美しい。

そして、押しも押されもせぬ巨匠なのに、日本画にありがちな凡庸な落ち着きがなくて、
どこか若々しい、おしゃれな感性が漂っているところがすごく好きだ。

そういえば昔、この人の描いた『コンコルド広場の椅子』という絵本を持っていた。
パリのコンコルド広場を舞台に、そこにたたずむ椅子たちの独白を拾った、優しくて哀しい詩画集。
なんて美しい本だろうと思ったものだ。
それはあまりにヨーロピアンな世界だったので、当時の私は、著者が日本画の巨匠とさえ知らなかった。

魁夷展は、北欧をはじめとするヨーロッパや、白馬がいる風景シリーズ、後期の京都など
有名な作品も含めて、かなりの数が展示されていて、晩年にいたるまでの彼の遍歴をたどれるようになっている。

機会があれば、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。


東山魁夷の世界東山魁夷の世界
(2005/04)
東山 すみ、東山 魁夷 他

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コンコルド広場の椅子コンコルド広場の椅子
(2006/03)
東山 魁夷

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プライスレス 素敵な恋の見つけ方
2008 / 04 / 18 ( Fri )
 オドレイ・トトゥ主演の新作映画、「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」を観てきた。

 オドレイって、アメリみたいなカジュアルな女の子って印象があるけれど、今回の役どころは、ニースの高級ホテルを舞台に、お金持ちのおじさまたちをたぶらかす女ジゴロ(ジゴレット?)という役どころ。
 
「オドレイ演じる美女イレーヌに恋した、しがないウェイター・ジャンは、彼女と一緒にいるために、自らもホテルの宿泊客であるお金持ちマダムの愛人になる・・・」
 
 という、王道ラブコメ。映画好きにはひねりがなくてつまんないかもしれないけど、私はこういう安心して楽しめる定番コメディが結構好き。最後までテンポがよくって飽きないし、会話も気が利いていて、ホテルの豪華スイートや、モデル出身のオドレイが着こなす露出度たっぷりのドレス、ジュエリーは、女子としては、見てるだけで楽しめる。

 相手役のジャンを演じるガッド・エルマレ君は、映画にもちょこちょこ出てるけど、フランスではコメディアンとして人気。彼はモロッコ出身で、ケベックに渡ってから、その後パリに来てブレイクしたらしい。だから、移民出身っていうのをよくネタにしている。

 お笑いって外国語だと笑いどころがよくわかんなかったり、あとフランス人のユーモアってブラック過ぎて、純粋に楽しめなかったりもするんだけど、彼のコントは、政治や批判や下ネタがあんまりなくて、後味よくて好きだったな〜。自伝ネタとか、「あ、こういう人いるいる〜」っていうようなちょっとイタい人の特徴をとらえた笑いが多い。日本で言えばは、柳原可奈子みたいな感じかな〜(ちょっと違うか・・)。
 
 そんなエルマレ君は、この映画では、風采があがらないけど、実は意外にキュートなジャンを好演。似たようなテイストのコメディで最近の映画だと、「La Doublure」(2006)にも出ている。
 
 ゴージャスなオドレイを鑑賞しつつ、単純に笑ってリフレッシュするにはいい映画。

 
22 : 00 : 08 | アート・映画 | コメント(0) | page top↑
モリディアーニ展
2008 / 04 / 16 ( Wed )
六本木の国立新美術館に、モディリアーニ展(←音に注意!)を見に行ってきた。

モディリアーニといえば、塗りつぶされたアーモンド型の瞳の、細面なで肩の肖像画が有名。
あの、この世の者とは思われない人物画が、一番に頭に浮かぶ。

展覧会のテーマが、モディリアーニ展とプリミティブ美術だということだったので、あの独特のスタイルを生み出したのは、アフリカやオセアニアのお面とか、民族芸術の影響があったのか、と妙に納得。

モディリアーニは夭折したこともあり、油彩画はあまり数が残されてないそう。
スケッチも展示されていたけれど、もともと彫刻家志望だったこともあり、立体的でのびやかな人物画が印象に残った。 ロダンのスケッチにも合い通じるものがあるかも。

彼独自の、アーモンドの瞳の肖像画たちに囲まれると、やっぱりこの世ならない気配を感じる。
無表情なのに表情ゆたか、浮世離れしているのに人間くさい、不思議な感覚。
塗りつぶされた瞳の印象が、やはり強い。

そして、色の美しさ。 特徴的な人物画のスタイルよりも、なによりも最初に惹かれたのは、色使い。
くすんだ、ブルーグレイ、緑、枯葉の褐色、ときに鮮やかにオレンジ。
しずみこむような色調なのに、どこか暖かくて、幸せな色。

肖像画の多くは、献身的な伴侶ジャンヌを描いている。
やわらかい、女性的な印象を残すものが多い。

若くして病死した画家の後を追って、妊娠9ヶ月で身投げした21歳の妻。

・・壮絶。
22 : 24 : 27 | アート・映画 | コメント(0) | page top↑
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